
COLUMNドクターのコラム


ポテンツァ(POTENZA)は、ニキビ跡、毛穴、たるみなど、多岐にわたる肌悩みに対応できる人気の高い美容医療機器です。
しかし、施術を検討する方の多くが抱える疑問は、「本当に効果があるの?」「効果はいつから出るの?」「何回くらい受ければきれいになるの?」といった、効果の実感に関する具体的な不安ではないでしょうか。
本記事では、ポテンツァの効果について、お客様から多く寄せられる「いつから効果が出るのか」「必要な施術回数」「効果を最大化する方法」の3点に絞り、専門的な視点から詳しく解説します。当院ではポテンツァの施術実績が1000件を突破しており、その経験に基づいた情報も交えてご紹介します。
ポテンツァでの治療を成功させたい方、効果に疑問を感じている方は、ぜひ最後までお読みください。
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ポテンツァとは?
ポテンツァ(POTENZA)は、極細の針(マイクロニードル)を肌に刺入し、その針先から高周波(RF:ラジオ波)を照射する治療機器です。さらに、針が抜ける際に薬液を均一に導入するドラッグデリバリーシステムを搭載しているのが最大の特徴です。
この仕組みにより、以下の3つの相乗効果が期待できます。
- マイクロニードルによる創傷治癒
肌に微細な穴を開けることで、自然な再生能力(コラーゲン・エラスチン生成)を促します。 - 高周波(RF)による熱エネルギー
真皮層に熱を与え、肌の引き締めとコラーゲン生成を強力にサポートします。 - ドラッグデリバリーシステム
治療目的に合わせた薬剤(当院ではマックーム)を、肌の深部に確実に届け、効果を増強させます。
これらの作用により、従来の治療では難しかったニキビ跡(クレーター)や肝斑、根深い毛穴の悩みに対して、根本的な改善効果が期待されています。
ポテンツァの主な3つの効果
ポテンツァは、チップと設定を変えることで、幅広い肌悩みにアプローチできるのが魅力です。その主な効果は以下の3点に集約されます。
【効果1】ニキビ跡・クレーターの改善(マックーム併用)
ニキビ跡のクレーターは、真皮層の組織が破壊されて凹んだ状態です。ポテンツァは、針とRFによる刺激に加え、ドラッグデリバリーシステムでマックームを直接真皮層に注入することで、強力にコラーゲン生成を促します。これにより、凹んだ肌組織を内側から持ち上げ、なめらかな肌への改善効果が期待されます。
【効果2】毛穴の引き締め・肌質改善
ポテンツァは、RFの熱エネルギーにより真皮層全体のコラーゲン生成を促し、肌にハリと弾力を与えます。この作用によって、たるみ毛穴や開き毛穴がキュッと引き締まる効果が期待されます。また、RFの作用で皮脂腺を破壊し、皮脂の過剰分泌を抑制することで、ニキビができにくい肌質への改善も期待できます。
【効果3】肝斑・赤ら顔の軽減
ポテンツァは、熱刺激が少ない設定で施術することで、デリケートな肝斑の治療にも対応できます。RF照射により、シミの原因となるメラノサイトの活性化を抑制し、メラニン生成を抑える効果が期待されます。また、赤ら顔の原因となる真皮層の毛細血管にRFを照射することで、新生血管の発生を抑え、赤みを軽減する効果も期待されます。
ポテンツァの効果は「いつから」実感できる?
ポテンツァの主な効果は、そのメカニズムから以下の2段階を経て現れるのが特徴です。
【直後〜数日】高周波(RF)による即時的な引き締め効果
ポテンツァは、肌の深部に熱エネルギーを届ける高周波(RF)を照射します。この熱エネルギーが、肌内部のコラーゲン線維を瞬間的に収縮させることで、施術直後からハリ感や軽度の引き締め効果を実感できることがあります。
ただし、これは一時的な作用であり、長期的な肌改善の主な効果ではありません。
【1〜2ヶ月後】効果のピークと長期的な改善
マイクロニードルとRF照射によって意図的に小さな傷と熱ダメージを与えられた肌は、創傷治癒プロセスに入ります。この治癒過程で、肌の弾力成分であるコラーゲンやエラスチンの生成が活発化し、肌の再生サイクルが整います。
この細胞レベルでの変化が、施術から1〜2ヶ月後に最も顕著な効果として現れることが多いです。
- ニキビ跡のクレーターの凹凸の改善
- 毛穴の引き締め
- 肌のハリ・弾力の向上
- 慢性的な赤ら顔や肝斑の症状の軽減
ポテンツァの効果は、1回の施術で1〜3ヶ月程度持続するとされていますが、複数回施術を重ねることで、効果の持続期間は半年〜1年程度に延長されることが期待されます。
効果を引き出すための「回数」と「頻度」
ポテンツァで期待する効果を得るためには、ご自身の肌悩みに応じた適切な回数と継続が非常に重要です。ポテンツァの施術間隔はお肌のターンオーバーに合わせ、最低1か月以上を推奨しております。この間隔は、肌がしっかりと回復し、次の施術効果を最大限に受け取るために必要な期間です。
ポテンツァの施術回数と頻度の目安は、以下の通りです。
症状別:必要回数と施術間隔の目安(最低1ヶ月間隔)
| 肌悩み・症状 | 推奨される施術回数(目安) | 推奨される施術間隔(最低期間) | 効果の考え方 |
|---|---|---|---|
| 毛穴の開き・たるみ毛穴 | 3〜5回 | 1ヶ月間隔 | コラーゲン生成を繰り返し促し、毛穴周辺を引き締めます。 |
| ニキビ跡(クレーター) | 5〜10回以上 | 1ヶ月間隔 | 真皮層に熱と刺激を与え、線維組織の再生を促すため回数が必要です。 |
| 肝斑 | 5〜10回以上 | 1ヶ月間隔 | メラノサイトの活性を抑制し、メラニン生成を抑える治療です。 |
| 赤ら顔・酒さ | 3〜5回 | 1ヶ月間隔 | 赤みの原因となる新生血管を抑制する効果を繰り返し与えます。 |
| 肌のハリ・小じわ | 3回 | 1ヶ月間隔 | コラーゲン生成の促進による弾力アップが主な目的です。 |
ポテンツァの施術は「継続」が成功の鍵
ポテンツァは、1回の施術でも肌のハリやトーンアップなど、一定の変化を実感しやすい治療です。特に深いニキビ跡やクレーター、根深い肝斑の治療では、真皮層から根本的な肌質改善を目指すため、コラーゲンやエラスチンの生成を継続的に刺激し、肌の再生サイクルを積み重ねる必要があります。
そのため、目安とされる回数(3〜5回以上)を最低1ヶ月間隔で継続して受けることが、期待通りの結果を得るための鍵となります。
ポテンツァの効果を「最大化」するマックーム
ポテンツァの効果を最大限に引き出し、特にニキビ跡・クレーター治療で高い結果を出すために、当院ではマックーム(McCoom)という薬剤を併用しています。
マックームは、クレーター治療におけるポテンツァの代名詞とも言える薬剤であり、ポテンツァの持つ「ドラッグデリバリーシステム」との組み合わせが非常に効果的です。
マックームとは?クレーター治療に特化した医療用PLLA製剤
マックームは、体内でゆっくりと分解されるPLLA(ポリ乳酸)という成分でできたパウダー状の製剤です。
- PLLA(ポリ乳酸)の特徴: 組織を刺激し、コラーゲン生成を促す作用があります。
ポテンツァの施術と同時にマックームを真皮層に注入することで、肌の奥深くでコラーゲン生成が促され続けます。これにより、ニキビ跡の凹凸やクレーター状の瘢痕を内側から持ち上げ、改善に導く効果が期待されます。
ドラグデリバリーシステムによる効果最大化のメカニズム
ポテンツァの最大の特長の一つが、「ドラッグデリバリーシステム」です。
- マイクロニードルが皮膚に到達し、RF照射が行われます。
- 針が抜ける瞬間に、空気圧を利用してマックームの薬剤を均一に真皮層へ押し込みます。
このシステムにより、ただ肌の表面に塗布するだけでなく、肌の奥深くまでマックームをムラなく確実に導入できるため、マックーム本来のコラーゲンブースターとしての効果を最大限に引き出すことが可能です。深いクレーターやニキビ跡の治療には、このマックームとの併用が必須の選択肢となります。
ポテンツァの効果を高める3つのポイント
ポテンツァの効果を最大限に引き出し、後悔のない結果を得るためには、治療方法だけでなく、施術を受ける側のお客様自身による対策も非常に重要です。
肌に合わせた施術設計
ポテンツァは、チップの種類やRFの出力、針の深さなど、設定項目が多岐にわたります。お客様一人ひとりの肌状態、お悩み、痛みの感じ方に合わせて、設定を細かく調整する技術が求められます。
当院では、これまでにポテンツァの施術実績が1000件を突破しており、その豊富な実績に基づき、お客様に最適な設定での施術を提供しています。経験豊富な看護師が在籍しており、適切な判断のもとで施術が行われることが、効果を左右する重要なポイントです。
ダウンタイム中の徹底したアフターケア
ポテンツァの施術後は、肌のバリア機能が低下し、非常にデリケートな状態になります。このダウンタイム中のケアを怠ると、せっかくのポテンツァの効果が半減したり、色素沈着などの肌トラブルを招いたりする可能性があります。
特に以下の2点に注意し、徹底してください。
- 徹底した保湿: 低刺激の化粧水やクリームで、肌の乾燥を防ぎ、バリア機能をサポートしてください。
- 紫外線対策: 施術後の肌は特に紫外線の影響を受けやすいため、日焼け止め(低刺激のもの)や帽子、日傘などを利用して、徹底的に紫外線を避けてください。
ポテンツァの効果を落とす行動を避ける
施術の効果を最大限に引き出し、肌の再生を妨げないためには、施術後の行動にも注意が必要です。
- 過度な飲酒・喫煙: 血行を悪化させたり、ビタミンを消費したりすることで、肌の再生を妨げる可能性があります。
- 激しい運動や長時間の入浴: 施術後の赤みや腫れを増悪させる可能性があるため、ダウンタイム中は控えましょう。
- 刺激の強いスキンケアの使用: ピーリング剤やレチノールなど、刺激の強い製品は肌が落ち着くまで使用を控えましょう。
ポテンツァのデメリットと注意点
ポテンツァは優れた治療ですが、すべての方にとって完璧な治療ではありません。メリットだけでなく、デメリットや注意点も理解した上で施術をご検討ください。
ポテンツァの主なデメリット(副作用・ダウンタイム)
- 赤み・腫れ: 施術直後から翌日にかけて、顔全体に赤みや腫れが出ることがあります。多くの場合、数日で治まります。
- 内出血: 稀に内出血が生じることがありますが、これも数日〜1週間程度で吸収されます。
- 乾燥: 施術後の肌は非常に乾燥しやすくなります。徹底した保湿が必要です。
- 費用: ダーマペンなど他の治療と比較して、機器代や薬剤費の関係で費用が高くなる傾向にあります。
ポテンツァを受けられない(適さない)方
以下のような場合は、ポテンツァの施術を受けられない、または注意が必要となることがあります。
- 妊娠中、授乳中の方
- ペースメーカーなどの体内埋め込み型医療機器を使用している方
- 金属アレルギーのある方(使用するチップによる)
- 重度の皮膚疾患やケロイド体質の方
施術可否については、カウンセリング時に必ず全ての既往歴や服用中の薬剤についてお伝えいただき、担当スタッフにご相談ください。
ポテンツァの効果は「計画的な継続」で得られる
ポテンツァは、従来の治療法では難しかったニキビ跡(クレーター)や肝斑、毛穴の開きにまで効果が期待できる革新的な美容医療です。
「ポテンツァの効果はいつから?」という疑問に対しては、即時的な引き締め効果は直後から、根本的な肌質改善は1〜2ヶ月後にピークを迎えます。
そして、効果を最大化し長期的に維持するためには、マックームを併用した適切な回数(3〜10回)の継続治療と最低1ヶ月間隔での施術、そして施術後の丁寧なアフターケアが不可欠です。
ポテンツァを受けるならスキンなる
当院では、これまでの豊富な施術実績(1000件突破)に基づき、お客様一人ひとりの肌状態とライフスタイルに合わせた最適な施術プランをご提案し、経験豊富な看護師が丁寧に施術を担当させていただきます。
ポテンツァによる肌改善をご希望の方は、まずはお気軽に当院のカウンセリングをご利用ください。理想の肌に向けた第一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう。
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